当院は病気の予防に力を入れております。
白内障、緑内障、加齢黄斑変性、黄斑前膜、飛蚊症などの慢性疾患は全て加齢と関連しています。
加齢は体内の酸化と糖化により進行します。
酸化は酸化ストレスや紫外線などにより活性酸素が過剰に生産されると進行し、身体をサビつかせます。
まずは、成人の場合はストレスの軽減や紫外線対策(帽子、日傘、サングラス、UVカットの眼鏡やコンタクト)
活性酸素を体内から除去する働きが強い物質は、ルテイン(カロテン)、ポリフェノール、Vit C、Vit E。
ルテインは緑黄色野菜、ポリフェノールはブルーベリー、Vit Cはフルーツ、Vit Eはナッツ類です。
糖化とは余った糖分とタンパク質が結合し、加齢物質(AGEs)が体内に蓄積し、細胞を劣化させます。
肌のシワやくすみ、シミとなって現れたり、内臓の病気や動脈硬化などの原因になります。
抗糖化作用の強い食物はフキノトウ、サニーレタス、モロヘイヤなどの旬の野菜や緑茶です。
毎日充分な量を摂取するためには、サプリメントをお勧めします。
当院では、強力な抗酸化作用のあるピクノジェノール(松樹皮エキス)とミルトセレクト(ビルベリーエキス)を配合したサプリを取り扱っております。
酸化ストレスは体のさびと言われ、目や全身の様々な疾患や老化に関与していると考えられています。
なかでも緑内障は酸化ストレスとの関連が指摘されています。
生活習慣改善やサプリメントの摂取で抗酸化力を高めて、目と全身の健康維持に努めましょう。
サンテ®グラジェノックス
【主な成分】
■ピクノジェノール
40種類以上の水溶性フラボノイドを含有。強力な抗酸化作用や血流改善、神経保護のデータを有する。サンテ グラジェノックスに含まれる松樹皮エキス(ピクノジェノール®)は、樹齢25~30年のフランス海岸松の樹皮から抽出した天然の植物由来成分を損なわないよう、特許化された抽出プロセスを経て、伐採後24時間以内に製品化。
■ミルトセレクト
アントシアニン、タンニン、ヒドロキシ桂皮酸、ヒドロキシ安息香酸、フラボノール配糖体などを含有。抗酸化作用や神経保護のデータを有する。サンテ グラジェノックスに含まれるビルベリーエキス(ミルトセレクト®)は、7~9月にかけての成熟期に収穫されたビルベリー(バクシニウム ミルティルスL)の生果実からのみ抽出。
サンテ®ウェルビジョン
【主な成分】
■ルテイン
緑黄色野菜に多く含まれる、抗酸化物質であるカロテノイドの一種です。目の水晶体や網膜に存在し、目などの健康を維持しています。
■ヒシ果皮ポリフェノール
抗糖化物質であるガロタンニン類、エラジタンニン類などを含有したポリフェノールです。
近視は眼球の前後の長さが伸びることで進行します。
影響するのは、まず遺伝があります。
長さは形なので形は遺伝する事が多く、親族に近視が強い方がいると近視が強くなる傾向があります。
成長期で身長が伸びる時は眼球も大きくなり、近視は進みやすいです。
また、近くを見る作業が長いと成人しても近視が進む事があります。
目を近づければ近づける程、近視は進みやすくなります。
また、物を見た時ボヤけていても近視は進みます。
眼底にある黄斑部にしっかりピントが合っていないと近視が進む事が分かっています。
近視が進行しても眼鏡をかけなかったり、斜視や斜位のコントロールをしないと余計に近視が進みます。
近視の進行を抑制させるためには近くを見る時には姿勢を正し30cm以上離す。
長時間近くを見た後は、窓の外から見える一番遠くの物を、しっかり見える状態で20秒以上見る。
裸眼視力が0.6以下の場合は眼鏡を作成し、0.1以下なら常に眼鏡をかけ、0.1以上あれば近業作業が長い時は外します。
眼鏡を掛けたり外したりを繰り返しても近視が進む事はありません。
仮性近視や調節緊張がある場合は、放って置くと本当に近視が進んだり頭痛などの眼精疲労が強くなるため、ミドリンMなどの目薬で治療します。
近視抑制効果が証明されている低濃度アトロピン点眼薬もお勧めです。
低濃度アトロピン点眼薬
低濃度アトロピン0.01%点眼薬は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で、統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の一つです。